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マドモアゼル (2001年)
3

『Mademoiselle』 2001年 フランス

職場のコンベンションのために、ある街を訪れたクレール。
パーティ会場で風変わりなウェイターだと思った男は、実は余興の即興劇を演じるために雇われた劇団の役者であった。
偶然が重なって数度の再会を果たすうちに、互いに惹かれあっていることに気付く二人だったが・・・。

*******************************************************

初見。さすがフランス、この余韻・・・

最初から最後まで余計な台詞のない、
85分という長さもちょうどいい短編小説のような素敵な小品でした。
これまた、とても好きな映画になってしまった・・

いわゆる不倫ものにありがちな、例えば 夫は私をまったくわかっていないだとか、今までの人生は本物じゃなかったとか、子供は愛してるのよ(涙付き)云々・・といった、鼻白んでドン引きする言い訳がましさは一切なし。
もちろん、開き直る傲然とした部分もなし。

一番好きだったのは、二人の男女の別れ方です。
互いを己の感情の中で溺れ死にさせるような、そんなことはしないんですね。
気持ちの断ち切り方が大人でした。
個々に罪深さと痛みを飲み込んでの、静かで深みのある大人の別れ方。
言葉はなしで、互いを思いやる2人のやり方がとても粋でした。
なかなかできないだろうなあ、こういう別れ方は・・
自分に強くないとできない別れ。

人間同士の間合い、機微に鈍感ではない男と女。
彼らに決してバカな台詞を言わせない監督のセンスがいいです。
二人が惹かれ合う様も自然でした。
バイクで夜道をいく二人の笑顔は、とても初々しくて綺麗だった。
そのあとに映る夜景、ちょっとグっときてしまったなあ・・。

「1955年の人間は一日に2分笑ったのに、現代人はたった10秒。恐ろしいね」
とクレールに話す、定年前に退職を決めたジルベール。
彼はクレールをとても愛していたみたい。
もちろん理性を持って、でもたぶん確実に本気で。
みんなが彼に退職祝いとして送った灯台の模型が重要な役目を果たすのですけど、その灯台を抱きしめて夜通し飲んでいたというジルベール、一緒に飲んでいたのがピエールだったということは、ジルベールのクレールへの想いをピエールも聞いたのではないかしら・・と思いました。それが、あの二人の灯台守のお話になったのでは?なんて。
薬局で出会ったときピエールは彼女に惹かれたはずだし、灯台のおかげで何度目かの再会を果たせた時、思い切って即興の共作に誘ってみたのではないかと。

まぁ、そんな想像があれこれできてしまう自由な空気のあるお話なんでした♪

お目当てのガンブラン、やっぱりあの眼差しと手、骨がいいです♪
自販機の前で(ん?)と振り向くのですけど、ぼけーっと見とれてしまいました。
車の中で寝ている様も、あれじゃ押し返せないわ。(バカ)
クリクリ〜のガリスにすっかりやられてしまったばかりですが、このピエール役もぴったりでまいりました。俳優の頬のたて皺って大事なポイントなんですけど、彼の皺、いいですわ〜。(バカ)
ピエールって独身だと思ってみていたけれど、違うのかしら??冒頭のお買い物は、アリスに頼まれたものと思ってました。「結婚してるの?」に対し、「昨日の夜から」と答えていたし・・。私の勘違いかしら。

ヒロインのクレールを演じるサンドリーヌ・ボネールは、ルコント作品で見たことがあるけれど、今回の役とても良かったです。
笑顔がとてもいいんですもの。しなやかで賢い、とても素敵な女性でした。
冒頭、徐々に見せる微妙で繊細な笑み・・。ラストを見たあとだと、余計にくるものがありました。彼女は、彼の芝居を観に行くことはなかったのでは・・とも。(日を改めたら、また違うようにも思えそうですが)

脇役の人々もよかったです。
劇団のアリス(イザベル・カンディエ)の感じのよさ!彼女といい仲らしいカリム(ジヌディーヌ・スアレム)は、おばあさんの長い長いちょっと困った道案内を、一生懸命に聞いてあげるところなんかすごく好きだったわ。ジルベール(ジャック・ブーデ)はもちろん、富豪のカリュー夫妻もなんともいい味わい。

皆がしょっちゅう「merci〜」を使っているのがとても印象的だし、皆が10秒といわず、もったいぶらずに度々笑顔を見せてくれるのがとてもあたたかくて。
人生、笑顔と思いやりを忘れてはいけませんねえ。

音楽は、『ひきしお』や『夕なぎ』『離愁』、最近では『かげろう』なども担当してはるベテラン、 フィリップ・サルド。美しくせつない旋律でした。
雑談 | comments(8) | trackbacks(1)
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Comments
お邪魔します〜ガンブランはこれ↑しか見ていないのですよ。
特集?週間しているようだったので、いつ出てくるか
楽しみにしていました。
この作品・・いいですよね。いってみれば不倫ものですが
おフランスで料理されると、俗っぽい作品にはならない
のですよね。
<自分に強くないとできない別れ>そうですわ・・まったく!!
色んな感情を飲み込んでいるのが、わかる分、
複雑な思いを感じました。でもそれでこそ大人なのでしょうね。
まねできない〜〜〜。
バイクで・・片手にサンドイッチでしたっけ?あそこが好きなの・
まねできない・・・・・笑
即興劇・・(これ面白いよね・・)や灯台の置物・・(かなり大きかったような・・)など、印象に残るものばかりでしたわ・・
そうそう!!同監督の「灯台守の恋」ももうすぐDVDで出るそうなので私狙っているんですよ。武田さんもご一緒・・しましょう・・
面白そうよ・・
あ・・そんなことより・・23日です。
ボンドのDVD発売日じゃなかったですか?
楽しみですね〜〜
ではではまた・・・♪
Posted by みみこ | 2007/05/23 12:50 AM

みみこさま、こんばんは〜♪
うふふ。そうなんですよ、ボンド♪
帰宅したらア○ゾンから届いていて(←しっかり買っている)、
ニマーっと(笑)
週末の夜になったら、ダニエル・ボンドとの再会を思い切り楽しもうと思います♪

ところでこの作品ですが・・
みみこさま、さすがご覧になってらっしゃいますね☆
ということは、みみこさまのレビューが読めるんですね。嬉しい!あとで早速伺います♪

これ、いいですねえ。さすが、フランスの恋愛ものは大人で。。
>色んな感情を飲み込んでいるのが、わかる分、複雑な思いを感じました。
そうそう、あそこのシーン、とっても複雑で・・
私もとてもまねできません〜。。
別れが惜しくて、追いかけてしまいそう。。
>バイクで・・片手にサンドイッチでしたっけ?あそこが好きなの・
わたしもわたしも〜(笑)
良かったですよね、あのシーン。二人がとっても可愛くて。
>同監督の「灯台守の恋」
おお、そんな作品があったのですか!まったく知りませんでした。
灯台守の恋だなんて・・・思わず期待してしまいますわ。
ぜひご一緒させてくださいね♪
Posted by 武田>みみこさま♪ | 2007/05/23 9:51 PM

武田さん、連日お邪魔してます。
これって見終わった後なんともいえない余韻に包まれますよねぇ。。
こういう設定のドラマだとアホくさいセリフ一つでしらけちゃう所を、そういう心配は無用の、大人の男女のやり取りを見せてくれる所が素敵なんですね〜。
自販機の前で振り向くガンブランは、おぉ(ハート)♪ってなりますなります(笑)
気付いてくれるのをおもいっきり期待して、見つめてしまいますね。

ガンブランもですが、サンドリーヌ・ボネールもすごく自然でうまいですよね。
「灯台守の恋」にも出てますが、この作品はホントしみじみと胸にくるいい映画ですよ。
DVDやっと出るんですねぇ。きっと気に入られると思います。
楽しみですね!

あ、うちにもボンド届きましたよっ!
これでまたダニボン熱が再発しそうです(笑)
Posted by ルカ | 2007/05/23 11:44 PM

ルカさん、こんにちは〜♪
お返事がすっかり遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
こんなにめでたくアホなのに、風邪なんぞひいて2日間まるまる唸っておりました^^;歳のせいか、たいした熱でもないくせにやけにしんどくて、これは体力つけないといかんわ・・と反省してしまいました。

で、>自販機の前で振り向くガンブランは、おぉ(ハート)♪ってなりますなります(笑)
わははは。まさに私、それでしたわ〜♪(笑)
>気付いてくれるのをおもいっきり期待して、見つめてしまいますね。
見つめます見つめます!(笑)あの眼差しを自分に向けるためなら、何度でも挑戦してしまいますわ〜。「レセ・パセ」というのも借りられたので、早く見たいです♪(たぶん、あの自転車乗ってるのがそうですよね??)

>サンドリーヌ・ボネールもすごく自然でうまいですよね。
うまいですねぇ〜〜。すごくいいなと思いました。
あの笑顔、好きですわ〜♪
「灯台守の恋」、さすがルカさん!ご覧になってらしたんですね〜。
しかも、しみじみと胸にきますか!いや〜ん(*^^*)←何が
DVDがやっと出る・・・ということは、しばらく前の作品なのですね。
早く見たいです。とっても楽しみ♪

ダニボン、ご到着とのこと、互いにめでたいですねえ☆
思いきり、あの発展途上の素敵な男に酔いしれなおしたいですね♪
Posted by 武田>ルカさま♪ | 2007/05/26 1:57 PM

武田さん、こんにちは〜^^
武田さんのレビューでこれは必見と思っていました!
大人の恋ですねぇ…なんだか自分も少し大人になったような気持ちになりますぅ←あっ外見かな〜り大人ですが…重力には勝てませんな

ガンブランさんお初なのですが、車で眠りこけてるシーンも、
彼女だぁ…ムホホ…て感じがさり気ない自販機でのお顔も、
なんだかとっても可愛いくてすっかりファンになってしまいました。
大人の男だぞぉ!って感じではなく、適度に力が抜けていて、
どこか寂しげな風貌につい側にいたくなるような…
そんなイメージがある役者さんですねぇ。別の作品もぜひ観たくなります。
ジルベールも良かったですねぇ…
バスで帰るからって言われた時の寂しい表情。
きっと彼女の顔を見ていたら一日中笑っていられそうなくらい
好きだったのでは…切なくなりました。
サンドリーヌさんは凄くきれいで、品があってあのエクボの出来る笑顔が素敵でしたね。
エクボってきれいな人をよりきれいに優しくみせますよねぇ。
この役がとても合っていて、最後のジュークボックスの時のあれ・・
って顔も良かったですねぇ…彼女は彼の舞台を観に行くのかなぁ
ってちょっと思ってしまいました。

>一番好きだったのは、二人の男女の別れ方です。
ホントですねぇあの別れ方は良いですね^^
いっけんそっけない、でもあの潔さが大人なのですね。
余韻をすっかり楽しみました(泣)

『灯台守の恋』も是非観たいです。武田さん良い映画を教えて戴いて感謝です♪
Posted by aki | 2007/06/27 4:21 PM

akiさま、こんばんは〜♪
>…重力には勝てませんな
あっはっは。まったくですよね。なにもかもが負けてきている気が・・^^;

と、『マドモアゼル』ご覧になられたんですね♪
ね、ね、ガンブランて素敵ですよね。
私もいつもお世話になっているルカさんに教えていただいて初めて知った役者さんだったのですけど、コロっと・・(笑)
>適度に力が抜けていて、どこか寂しげな風貌につい側にいたくなるような…
akiさま、うまいことおっしゃいますわー♪
ほんま、その通りですよね。
飄々としていて知的で、どこかほっとけない感じが漂っていて。
昨日見たばかりの『嘘の心』という作品は、マドモアゼルコンビで夫婦を演じていましたけど、これまたなんともいい二人でしたよ〜♪
『クリクリのいた夏』のガンブランは、素朴で誠実で紳士で有能。一緒に暮したい素敵な男でした(*^^*)
>ジルベール・・
そうそう、彼もほんとなんともいえない気持ちになってしまいましたよね。私も、切ない思いで彼の表情を見ていました。灯台抱きかかえて飲みながら、夜通しピエールに何を話していたのかなあ・・・って。
>品があってあのエクボの出来る笑顔が素敵でしたね。
ほんまですよね。あのエクボ、優しい表情を引き立てていて。大人の女性だけれど、瑞々しさがいっぱいの素敵な女優さんですね。
>最後のジュークボックスの時のあれ・・って顔も良かったですねぇ…
よかったですねぇ。私もそこ、好きでしたわ〜。車から出てこないガンブランの表情も良かったですね。
>いっけんそっけない、でもあの潔さが大人なのですね。
ほんまですよねえ。そうそう、潔かったですね!もちろん、相手のことを一番に考えていて。
ほんと爽やかで秘めた情熱に嫌味のない二人でしたよね。
ああ、私もまた見直したくなってきちゃいました。

『灯台守の恋』もほんま楽しみですよね。来月DVDが出るようですし、また見たら色々お話したいですね。
皆さんに素敵な映画を教えていただけて、嬉しいです♪
Posted by 武田>akiさま♪ | 2007/06/28 12:31 AM

武田さま、こんにちは〜。連休もお忙しかったのでしょうか?
この作品、幸いレンタルですぐに見つけることができました♪
素敵な映画でした。。私は『灯台守の恋』が先だったのですけれど、もう堪らないものがありました〜。
私も、ピエールは独身だと思いましたよ。武田さまと同意見です。
「昨日の晩から」という彼の言葉を信じたいです。
お芝居もね、観に行かないと思うなぁ。。私だったら未練がましく観に行きそうですけども(爆)。
これは『クリクリ〜』も観ないといけないですね?
またお話できるとうれしいです。TBはダメだったので、URL貼り付けさせて下さいね。
ではでは〜。
Posted by 真紅 | 2007/11/26 12:08 PM

真紅さま、こんばんは〜♪
この連休は、燃えよ嫁稼業(笑)で、オット実家に帰っておりました〜。
真紅さまは、素敵な連休となりましたでしょうか。

で、いやーん、ご覧になられたのですね。マドモアゼル。
この映画、とってもいいですよねえ。大好きです。
ピエール、やっぱり独身と思われました?
ねぇ、そうですよねえ。なんか、映画紹介で「互いに妻子持ち」みたいなことが書いてあるのがあったので(そうかしら??)と思って。
お芝居、やっぱり観に行かないですかね。
数ヶ月経った今でも、私もやっぱり観に行かないのでは・・と。
>私だったら未練がましく観に行きそう
あははは、同じくです〜(笑)
クリクリ、ぜひぜひご覧になってください。
私、監督の思いとはちょっと違う方向で感動したような気もするのですけど、でもとても好きで大事な映画になってしまって。
がんぶらーんが、まためちゃくちゃチャーミングなんです!!(力む)
私、こんな人と暮したいんです!!!(煩い)
TB相変わらずで申し訳ありません。
今からお邪魔させていただきますね〜♪
Posted by 武田>真紅さま♪ | 2007/11/26 11:00 PM

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