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変態村


『CALVAIRE』 2004年 ベルギー、フランス、ルクセンブルク

初見。なんだか変わった映画でした。

邦題はおまぬけな感じですが、原題は「受難」「苦悩」などの意味があるそうで。
確かに、まさに受難の物語だった…
私、不謹慎にも見ながら何度も ブハっ とふき出してしまったんですけど、
何と言うか、エキセントリックな阿鼻叫喚の変態ワールドとかそういうんではなくて
奇妙にのどか、不思議で可笑しい(笑ったらダメなような気もするんですけど笑ってしまう)静か〜な印象の映画。
西欧圏、キリスト教についてなど詳しければもっといろいろわかるのかしら…

そもそもはこの人を見たかったんですけど。



先日見た、ガンブランが素敵だった『潜入』で、ガンブランの部下役で出てらしたんですけど、
クマゴロウみたいな髭面が邪魔をして(誰だっけな〜、でも知ってるな〜、この眼は知ってるのよ〜)と
3日ほど考えて(ヒマか)やっと思い出したわけです。

そう、彼は「ポーラX」のティボーだ!!

ティボーは、やはり目がいいのです。独特。「ポーラX」の時は、その物語の不穏さを煽っていたし。
『潜入』では、どこか頼りになるのかならないのかわからないような、ちょっと揺らいでるような相手に負けちゃってるような困ってる眼でした。

今回は、ごく普通の好青年。
好青年なのに(だから?)、彼は行くとこ行くとこで相手に欲情されちゃうのです。
慰問先の老人ホームでおばあちゃんに。あるいは、ホームの職員の熟年マダムに。いつも、静かに断るんですけど。
好かれるのを通り越して、みんなが彼を独占しようとする。愛を強要する。しかも、彼の意思に関係なく。
そういう彼の受難が、閉鎖的かつ奇妙な村で一気に爆発して、そして…という話。

人々は彼を勝手に自分の願望を押し付ける対象にするだけで、彼自身のことなんかてんで構っちゃいないのです。
彼はやっぱり聖人なのかしらん??閉塞空間に捧げられた聖なる生贄??
性なんか超越した存在にされ、泣きながら磔にされて、最後にはすべてを受け入れて…というわけでもないでしょうが、死にゆく狂人の望みの通りに「愛していたよ」と言うんですもの。

やっぱり、笑っちゃまずかったのか?
でも、変なんだもの。あのダンスはいったい!?いまだかつて見たことのないダンス。
見知らぬ土地のペンションで巻き込まれる理不尽な事件と聖人の受難が融合した、ホラー扱いなんだけれどもホラーではない、なぜか笑ってしまう変な映画。

説明にならないぜ。


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